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~本とのすてきな出合いの時間~
『ポニョ』関連の雑誌を続けてご案内いたしましたが、今回はその
『ポニョ』の生みの親である宮崎駿監督の著書(というのかな)を
いくつかご案内したいと思います。

『折り返し点』は『出発点』の続編という感じで出版(宮崎監督は
不本意なようですが)、この2冊は辞書のような厚さの本でして、
ありとあらゆる(?)インタビューやら対談やらがたっぷり詰まって
おり、(もちろん)読み応え十分です。

ここにご案内するものは半分ほど(かな?)読み終えたのですが
(すっかり宮崎監督やジブリの世界に浸ることに ^ ^ ; )そうして
感じたことは、宮崎監督の場合、対談が一番おもしろいということ
でしょうか(あくまで私の場合ですが)。なのでどの本もおすすめ
ではあるのですが、それにしてもその内容が実に様々で、今の
世の中や子どものことなど、以前から気になっていたことについて
宮崎監督もかなり前から憂いていたんだという驚きと共感があり、
また歴史についても興味深いことを知ったりと(『もののけ姫』に
関することなのですが)非常におもしろく読みました。
(その点でイチオシなのは、やはり『折り返し点』かなぁ)
また『出発点』には、アニメーター志望の方に参考になるのではと
いうこともいろいろと書かれてあります。

その様々な内容から、宮崎監督やジブリの映画などに関心がある
方はもちろん、今の時代や子どもの育つ環境などに疑問をお持ち
の方にも興味深い本ではないでしょうか。

また、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーの本もこの夏に
出ましたので、あわせてご紹介いたします。


折り返し点―1997~2008折り返し点―1997~2008
(2008/07)
宮崎 駿

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1997年『もののけ姫』から2008年『崖の上のポニョ』までの(「ポニョ」
というか「2008」はやはりほかに比べて少なめになっていますが)
エッセイやインタビュー、対談、企画書など、単行本未収録のものを
一挙収録。1997以降の宮崎駿の12年間がここに。


あわせておすすめ
出発点―1979~1996出発点―1979~1996
(1996/08)
宮崎 駿

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アニメーション映画監督・宮崎駿の書いたエッセイ、企画書、演出覚書、
司馬遼太郎らとの対談、インタビュー等90本を収録。また互いに日本の
アニメを進化させてきた高畑勲が、素顔の宮崎駿を綴る。
(Amazonより)

なかなか興味深い内容です ^ ^
ジブリの森とポニョの海 宮崎駿と「崖の上のポニョ」ジブリの森とポニョの海 宮崎駿と「崖の上のポニョ」
(2008/08/09)
角川書店

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「崖の上のポニョ」で「海」を描いた巨匠・宮崎駿。この作品で進化した
宮崎駿はポニョの海に何を込めたのか ? 「菊とバット」「東京アンダー
ワールド」のロバート・ホワイティングによるロングインタビュー掲載 !
(Amazonより)

こちらもおすすめ ^ ^
虫眼とアニ眼 (新潮文庫 み 39-1)虫眼とアニ眼 (新潮文庫 み 39-1)
(2008/01/29)
養老 孟司宮崎 駿

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『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』のこと、自然と人間のこと、そして
子供たちのこと。 「虫眼」の人、 解剖学者養老孟司と「アニ眼」の人、
アニメーション作家宮崎駿との3度にわたる対談集。
(Amazonより)

装丁も素晴らしい ^ ^
風の帰る場所―ナウシカから千尋までの軌跡風の帰る場所―ナウシカから千尋までの軌跡
(2002/07/19)
宮崎 駿

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12年間を費やして行なわれた5本のインタヴューを完全ノーカット収録。
「ナウシカ」「トトロ」「千と千尋の神隠し」は、どのように生まれたのか ?
全12万字超で、宮崎駿本人だけが語り得る真実がついに明らかになる。
(Amazonより)

鈴木プロデューサーの「仕事」
仕事道楽―スタジオジブリの現場 (岩波新書 新赤版 1143)仕事道楽―スタジオジブリの現場 (岩波新書 新赤版 1143)
(2008/07)
鈴木 敏夫

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『アニメージュ』創刊時、 高畑勲や宮崎駿との出会い、 スタジオジブリ
設立など、ジブリのプロデューサーである鈴木敏夫が語る、これまでの
「仕事道楽」。宣伝の方法ってやっぱり大事なんだなと痛感します。
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【2008/09/21 09:23】 | 文芸・ノンフィクション・エッセイなど
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