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~本とのすてきな出合いの時間~
今日の「母の日特集」は、やさしくてあたたかな気持ちになれる、
そんな絵本をご案内いたします。
心が和む、素敵な絵本ですよ。


おかあさんになるってどんなこと
内田 麟太郎









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うさぎの子が考えます。おかあさんになるってどんなことだろうと。
まずこどもの名前を呼ぶこと、こどもと手をつなぐこと、そして……。

お母さん、こどもをぎゅっと抱きしめてあげて……そんな強い願いが全編から
ながれている心温まる絵本。
主人公はうさぎの女の子ミミちゃん。そのミミちゃんが、きょうはぬいぐるみの
お母さんになるのと友達のターくんにいいます。
するとターくんは尋ね返します。「おかあさんになるってどんなこと」
ミミちゃんは、春の野原の中で一生懸命考え考え答えました。
「こどもの名前を呼ぶことよ」「それから、こどもと手をつなぐこと」
そしてミミちゃんは、こどもが熱を出して懸命に看病するお母さんになりきって、
こう答えます。「おかあさんになるってことは……、心配しておもわずぎゅっと
だきしめて、おもわずなみだがでることよ」と。
独創的な絵本を作りつづけてきた内田麟太郎氏が、はじめて書いた母の絵本。
中村悦子氏の優しい絵が大人をも魅了します。
(Amazonより)





お母さんになることは難しいことじゃないんだというメッセージが込められた、
内田麟太郎さんには珍しい、やさしくて温かい感じの絵本。
子育てって、つい難しく考えてしまったり、肩に力が入ってしまいがちですけれど、(私も本当にそうでした^^;)
ミミちゃんのいうとおり、ごく自然なこと、当たり前のことをしてあげれば
いいんだ、いや、それがとても大事なことなんだって、気付かされますね。
お話にぴったりの温か味のあるやさしい挿絵にも心が和みます。
全てのお母さん、そしてお父さんにも読んでいただきたい絵本です。
出産のお祝いにもいいのではないでしょうか。

内田麟太郎さんは、母親を早くに亡くして継母に育てられ、そのことでずいぶん
辛い思いをしてこられたようです。死も身近に感じていたとか。
これまでの彼の作品のイメージからはとても想像がつかないことだったので、
最初は本当に驚き、そして当時の彼の思いを考えるといたたまれなくなり、
涙が出てきて仕方ありませんでした。
共感できるところもあったからかもしれません。
そんな内田さんのこの絵本、伝わってくるものが大きいと思います。





おかあさんの目
あまん きみこ / 黒井 健


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おかあさんの目の中に写っているものはなんでしょう。
「わたし」、部屋の中の物、窓の外・・・。
そうして、おかあさんの目をもっとよく見てみると、そこには
おかあさんの大切なものが写っていたのです・・・。

黒井健さんのきれいな絵と、あまんきみこさんのあたたかい文章が印象的。
大人も子どももやさしい気持ちになれる、素敵な絵本です。
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【2005/04/13 00:00】 | 絵本・児童文学・子ども・ホビーなど
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都空詩
私も母親になる前に内田麟太郎さんのこの絵本を読みたかったです。
これからお母さん、お父さんになる方には、ぜひ読んでほしいですね。

内田麟太郎さん、現在は育てのお母様との関係も変わってきたようです。
「愛さなくてごめんね」とも言われたとか・・・。
その言葉に、一人の母親である今の私には、
もしかしたらお母様も苦しまれてこられたのかも・・・
という思いになりました。

「おかあさんの目」もとても素敵な絵本ですよ^^

いつも素材を使わせていただいて、本当にありがとうございます。


chiharu
絵本の中で「おかあさん」のことを語ってくれるってなんだか優しい気持ちになれそうですね。

子育ての本とかもちろんいい本が一杯出てると思いますが、シンプルに絵本で何かを伝えてくれるのっていいですね。

それにしても内田麟太郎さんは継母に育てられて辛い思いをされたとか。。。そういう背景があって書かれたと思うと胸がつまりますね。

おかあさんの目に映っている大切なもの。。。なんだか気になります。

素材ありがとうございました。(^.^)

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